【ゴローの日】SMAP稲垣吾郎のすごさ~稲垣吾郎はおもしろい

今日、5月6日は、SMAPファンの間で「ゴローの日」と呼ばれている。
単純に、5,6 だからだ。ゴロだ。ゴローだけに。

せっかくそんな「ゴローの日」にブログを始めたのだから、SMAPファンとして稲垣吾郎について思うことを記しておこうと思う。


稲垣吾郎は、世間において過小評価されていると思う。

SMAPのなかでも目立たない存在、という扱い。
SMAPに必要か?」などと言われているのも目にする。

しかし彼はSMAPのなかでこそ重要な存在だ。


その理由として、稲垣はよく「中間管理職」と呼ばれるが、何故彼は中間管理職なのだろうか。
何故彼に中間管理職が務まるのだろうか。
単に「年齢が真ん中だから」ではない。

それぞれのメンバーと稲垣との関係性を考えてみる。

中居・稲垣

中居の稲垣に対する信頼感はすごい。
これは笑いに関してだ。

稲垣はどんなパスでもおもしろくしてくれる。

中居は普段、ほかの共演者に対して返しやすく流れに沿ったネタを振る。

しかし稲垣に対しては、少々無理のある、「何故その流れ?」というようなネタも振る。

先日「ミになる図書館」に稲垣が出演した際、稲垣に対して少々強引な話の持っていき方をしているのを見て、珍しいな、と思った。

稲垣自身も「なんでそうなるの?」と困惑していたが、中居のパスを素直に受け止め、笑いを生んでいた。

その柔軟性、いじりがい。
稲垣をいじるときの中居は本当に楽しそうだ。

中居が笑いの面で如何に稲垣を信頼しているかは、少々雑ないじりかたに見てとれる。

木村・稲垣

木村と稲垣は、プライベートでも仲が良い。
2人で趣味に興じたり、食事に行ったりもする。

その距離の近さもあるのか、木村は稲垣の言動をいじる。

年齢を重ねた今、木村はあまり頻繁には他のメンバーをいじって笑いをとるタイプではない。
他のメンバーが誰かをいじり、それに便乗することはあるが、自ら率先していじることは少ないように思える。

そんな木村が自らいじったり、奇怪な行動を笑ったりするのが、稲垣だ。

稲垣を見る木村は、とても楽しそうだ。
中居と木村の、稲垣を見る目は似ている。

その視線や心置きなくいじっていける安心感に、彼の稲垣への愛情を感じる。

草彅・稲垣

草彅と稲垣はファンの間で「ロハス」と呼ばれているが、二人に共通するのはまず「生活の嗜好が近い」ということ。

2人とも健康志向で、食べるものや暮らし方に気を使っている。

この点で共感する点が多く、趣味を共有することができる。
草彅は香取と仲が良いことでも有名だが、草彅と香取は生活への意識が正反対と言っていいほど異なっているため、この点が共感できる稲垣はメンバーのなかでもまた違った存在であろう。

2人は長く「SMAP×SMAP」の楽屋が同じだったこともあり、二人の空間に慣れている、気のおけない存在なのだろうと思う。

また、稲垣と草彅はともにSMAPのなかでは「いじられる側」である。
しかし草彅は、稲垣をいじることがある。
稲垣も草彅をいじることがある。

「ごろーさんおもしれー!」
と笑う草彅。同じいじられキャラ同士でいじりあったりおもしろがったりする空気感は独特でおもしろい。

草彅も他のメンバーと同じく稲垣をおもしろがっているのだ。

共通点の多い2人からは、理解者としての静かな信頼が感じられる。

香取・稲垣

香取も稲垣に対して、中居と同じく笑いの信頼感がある。

香取は草彅をよくいじるが、それは「対等な友達へのいじり」といった雰囲気のいじりだ。
それに対して稲垣へのいじりは、「ちょっと変なお兄ちゃんへのいじり」であるように思える。

「ごろーちゃんなにそれ」
「ごろーちゃんきらい」
と言ったもの言いには稲垣への甘えも見てとれる。

香取にとって草彅は、彼も年上であることには変わりはないが、小さい頃からSMAPの年下の2人としてたくさんの時間を共にし遊んできたことから、「お兄ちゃん」といった存在とは違うと思われる。

そんななかで1番親しみやすく身近な「お兄ちゃん」が稲垣なのではないだろうか。

中居、木村のお兄ちゃんはもう一段階届きにくい存在であり、絶対的で最強。
稲垣は中居木村と同じくお兄ちゃんでありながら、自分たちと同じ中居木村お兄ちゃんについていく側でもある。

また、香取は普段のちょっとイライラしている稲垣が好きだ。おもしろい、と思う。
「あーごろーちゃんイライラしてるよぉ~笑」
と見ている。
もしイライラしているのが中居や木村なら、ちょっと怖いと思うだろう。
だけど稲垣なら、おもしろいのだ。

甘えられて、わがままも一番言いやすいちょっと変でおもしろいお兄ちゃん。
稲垣は香取にとって、そんな存在ではないだろうか。





これらからわかることは、稲垣は各メンバーにとって、穏やかに心を許せる存在であるということ。

それぞれにとって、良い意味で「ちょうどいい」存在であること。

メンバーみんなに、おもしろがられていること。

そう、稲垣吾郎はおもしろいのだ。

稲垣の言動、ダンスが下手なところ、カッコつけてるところやイライラしてるところでさえも、「おもしろい」と思わせる。

それは、稲垣が愛されている証だ。

他の誰かだったら不快に思われるような行動でも、彼だったらおもしろいのだ。
「吾郎ちゃんらしい」のだ。

それ自体に、メンバーからの彼への愛と深い理解を感じる。

これは彼らが長年一緒にSMAPとして生きてきたからであろう。

昔番組でジェットコースターに乗れなかった稲垣を、中居は殴った。
だけど今は、乗れない稲垣をみんなでおもしろがる。

それがSMAP25年目の、稲垣とメンバーとのカタチであり、稲垣が彼のキャラクターで掴み取った立ち位置だ。

稲垣吾郎はこれからも、みんなの中間管理職、みんなのおもしろい吾郎ちゃんとして、SMAPのなかでSMAPのバランスをとりつづけるだろう。